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はちみつの結晶化について

今年の蜂蜜も蜂蜜らしく、ちゃんと採れています‼

12月に入り、朝晩寒くなってきています。

これからの季節、蜂蜜をみると下の方から少しはちみつが固まってきていたりしませんか?

見好養蜂園で取り扱っている蜂蜜はそのまま置いておくとほとんどの蜂蜜が結晶します。

この現象は『結晶化』といって時期によっておこる当たり前の現象です。

固まりだすと販売するために手間がかかることはもちろんありますが、私たちは、この結晶化を見ると『今年の蜂蜜も蜂蜜らしくちゃんと採れたなぁ』と思います。

はちみつをお使いのお客様にとってはなぜ蜂蜜は結晶化するの??と思いますよね。

結晶ははちみつを構成する『ブドウ糖』という糖により起こる現象です。

蜂蜜は主にブドウ糖と果糖からできています。その中の『ブドウ糖』はすごく体に良い糖で、疲れをとってくれたり、即効性のあるエネルギーとして頭の回転を速くしたり人間の体には必要で重要なものです。

その『ブドウ糖』は外気温が15℃前後になると活発になり、はちみつに含まれる『ビーポーレン(花粉)』と結びつき固まっていくらしいのです。

蜂蜜の種類によって結晶化しない蜂蜜もありますが、その代表としてよく『アカシアは結晶しない』と言われています。

アカシアはブドウ糖の量が少ないため結晶化しにくいのです。

結晶化は温度による変化だけではなく、振動によっても固まります。

車で運ぶ際に振動が大きいと結晶化を始めることもあるため、注意が必要です。

でも結晶化は決して悪いことではありません。

スプーンでとりにくくなる、チューブから出てこない。。。困ることもありますが、固まったものを気にしないのであればそのままスプーンですくってご利用ください。

気になるようでしたら湯煎して40~45℃程度で温め、スプーンでかき混ぜて溶解してください。

また白い粒が現れることがありますが、結晶によるものであり、品質には問題ありませんので、安心してお召し上がりください。

天然のブドウ糖の入った蜂蜜は美味しいです。